平成29年1月吉日

施設長 長谷川 伸一

 

理事長2新年明けましておめでとう御座います。

平成29年の新春を迎え皆様方におかれましてはご家族共々健やかな新年をお迎えの事と思います。お喜びを申し上げます。

 益々高齢化が進む我が国において、宗像地域も同様に変化しております。特に宗像市は人口約10万人ですがその人口構成は日本全体の人口構成と類似しております。高齢化の進行も全国平均と同じ変化を示しており、宗像市の高齢化率は23%で日本の平均値です。後期高齢者の増加、高齢者のみの世帯の増加、高齢化の地域格差、などの特性も同様な状況にあります。

 この様な現状に対し国の政策とし「地域包括ケアシステム」が提示され、宗像市にても推進される事と思います。これらの政策が宗像に適応した内容で「宗像流の地域包括ケアシステム」が運営されることを願っており、私共もお役に立てる様、努力して行きます。

 宗像アコールは認知症状を含めいろんな生活障害のある高齢者の生活支援を行って参りました。今年は特に「在宅生活支援」と「より質の高いターミナルケア」に力を入れて取り組みたいと思います。

 ご本人・ご家族の意思をできるだけ尊重し、専門職の立場からご自宅で、もしくは在宅に近い環境でより安全により楽しく生活できるような生活支援・生活リハを行います。一方、終末期を迎えられた方に対し、その方の生活史を認識し意思を大切に、ご家族の思いに添えるようなケアを行いたいと思います。ご本人・ご家族が穏やかな時間を過ごせるよう私達の知識と技能を活用したケアを行っていきたいと考えております。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。